you are my sunshine

60代のパート主婦、思うままに書き散らす日々

プラダの靴



以前、雑誌の読者参加イベントに当たり、参加した時のことです。
その雑誌のライターさんが履いてた靴があまりにわたし好みで、気になって仕方ありませんでした。
道ですれ違った方なら聞けませんが、
ティパーティの時間に、そのかたに近寄って、『靴がとっても素敵なんですが、どこのものか教えていただけませんか』と思い切って尋ねてみました。

彼女はニッコリ笑って、『ありがとうございます、プラダなんですよ』と教えてくれました。

プラダ・・・。
やっぱりなぁ~。
雑誌とか見ていて、いいなぁ~と思う服や靴はきまってプラダ
でも実際にショップに入ったことなんて一度もありません。
っていうか買えません。あきらめていました。

ある日、保険が満期を迎えました。
雀の涙でしたが、利息がつきました。(おもいっきり貧乏くさいですね)
やった!これでプラダに行こう!

お店に入って、すぐにピンときました。
ほかのは一切見ないで、これに決めました。
サイズがなかったので、取り寄せていただきました。
(ちなみにライターさんのと同じものではありません)

こうしてやっとやっと手に入れた憧れのプラダの靴なんですが、
これが全くといっていいほど出番がないのです。

娘が赤ちゃんの時に買ったので、
それから子育て生活にまみれ、もともとペタンコ靴しか履かなかったのに輪をかけてのスニーカー中心の生活。
一度およばれで履いて、姉に貸してあげたのを最後に、押入れにいれっぱなしでした。


この週末、友人京子ちゃんが東京に来ることになり、一緒に銀座あたりでランチしようということになりました。
京子ちゃんは雰囲気は今井美樹みたいにスタイル抜群
顔は森公美子を薄めて上品にした感じ。
地元の百貨店の高級ブティックにパートででているのでとってもオシャレ
そんな京子ちゃんが銀座にやってくるなら、張り切ってやってくるだろうと思い、
よし!わたしもこの時だぁ~とばかりにプラダの靴を押入れから出してきました。
帰省中に会う時は、わたしはいつもジーンズにセーターとかTシャツとか普段着です。
なのに、なんなんでしょうね~、
『rimiも都会に来てすこしは垢抜けたね!』なんて言ってほしい浅ましい女心です。

履いていきました、プラダ

銀座まではよかった表参道くらいから足が痛くて痛くて
6時過ぎに京子ちゃんと別れてから、あまりの痛さにデパートに駆け込み、靴売り場をウロウロ・・・。そう履き替えようと思ったんです。
しかしうろついているうちに思い直し、靴売り場で無駄な時間を過ごしたことを後悔しながら、痛さで気絶しそうになりながら、ヨロヨロと家に帰り着いたのでした。

前に履いた時は娘をだっこしながらいっぱい歩いたけど平気だったのに。
姉もとっても履きやすく、足も疲れなかったといってたのに。

それがなぜ~~~。

たぶん太ってしまったからです。
象足にプラダは似合わない・・・。
ごめんよ、こんなに重たい体を貴女の上に載せてしまって。

黒くなってしまった小指の爪をみて、
絶対に痩せてやる・・・そう誓った休日の夜なのでした。