
少し前になりますが、「ドライブ・マイ・カー」を観てきました。
観始めてしばらくは入り込めず、寝そうになりました。
都会に住むオシャレな夫婦が、本音を隠して穏やかに暮らしているところから始まる。実は過去に子どもを亡くしている。ミニシアター系の映画でよくみるパターンだなと。
それが舞台が広島にうつり、家福(主人公)の専属ドライバーとなる若い娘みさきの登場あたりから俄然おもしろくなり、ラストまで飽きずに観ることができました。

この韓国人の女優さんが特に印象に残りました。役は聾唖の役者で、セリフはすべて手話です。
役者全員で公園へでかけ、そこで練習するのですが、このかたと中国人の女優さんがふたりでお芝居するシーンがあり、それがとても美しかった。
劇中で「ワーニャ叔父さん」とか「ゴドーを待ちながら」がでてくるのですが、それを知っていたら、より深く映画の内容を理解できたのかもしれません。
岡田将生演じる高槻が自分は空っぽだというのですが、わたしも自分は空っぽだなーと思うことがよくあり、ドキッとしました。彼とわたしの空っぽは違うのかもしれないけど、わたしのこの満たされない感じの正体っていったいなんだろうなって時々考えます。
すでに記憶が曖昧になってます。
村上春樹の小説と一緒で、よく理解できないけれど不思議とまた観たくなる、そんな映画でした。