搭乗まで時間があったので空港内をブラブラしていて「とらや」の苺の羊羮に目が留まる。
春を感じる可愛らしいパッケージ。
姉にあげようと一緒に餡ペーストも包んでもらうことに。
メイン通路に面した小ぶりのショーケースに置かれていた。店員さんはひとり。
それとつながるように奥に長いショウケースが。そちらには店員さんがたしか3人いたと思う。
わたしが包んでもらっている間に、関西弁のおじさんふたりがやってきて物色し始めた。
あれこれ言ってるふたりに店員さんが「奥にも同じものがありますから」と声をかける。
おじさんたちは奥に移動。しかしなぜかまたもどってきて、店員さんにこれにすると「夜の梅」ともう一棹はいっている箱を指差した。
店員さんも私の分を包装しながら「はい」って答えていた。
わたしの分が包み終わり支払いをしていたら、おじさんたちがじゃあ次とばかりに店員さんに話しかけようとした。
「並んでますけど」と怒ったようなきつい口調が聞こえた。
えっ!?と後ろをみると、わたしと同年代くらいのキリッとした女性が立っていた。
並ぶとこあったの!?気づきもしなかったわ。
っていうかあなたいついらしたの?ってくらい気配感じなかった。
関西弁のおじさんたちも怯まず「なにいってんだ、こっちがさっきからずっと待ってんだ」って言いながらわたしを見て「なぁ、あのひとが知ってる」みたいなこと言ったんです。
ゲッ、困ったなーと思いつつも、たしかにおじさんたちは並んではいないけどずっといたし、注文もしてるわけだから「そうですね、わたしの後にいらしてずっと待ってらっしゃいましたね」と言いながらその場を離れた。
だからどうなったかは不明。
一番よくないのは「とらや」の店員さん。
もめてるのに一言も発しない。
「お待たせして申し訳ございません」の一言もないわけよ。
というか奥の三人に声かけしておじさんの対応を頼めばいいし、奥も3人もいて客はいないんだからメイン通路のほうにでてきておじさんたちの対応しろって話よ。
なんなの、仲悪いわけ?
「とらや」といえば横浜高島屋の店員さん。
あまりにも対応が素晴らしく、blogにも書いたことがある。
さすが日本が誇る羊羮の老舗「とらや」だけあるなと感心したものだった。
だから今回はガッカリさせられた。
百貨店と空港ショップでは「とらや」の店員さんの接客マニュアルが違うのかもしれない。
いやいや、老舗だろうと商店街のたい焼きやだろうと関係ない。
どこのお店でもプロの接客に出会うと感動するし商品とともに記憶に刻まれる。
逆もまたである。
結局はひとなんだと思う。
わたしも気をつけよう。


いちごだからピンク色だと思っていた。
普通にあんこ色。
味はほんのり苺?かなーってくらい。
でもやっぱりとらやの羊羮は食べごたえがあるわ。
餡ペーストはひと瓶1000円しないくらい。
アンバタートーストしたらきっとおいしいだろうな。
わたしも今度買ってみよう。