
映画の日だったので、「チョコレートドーナツ」を観に行ったのですが、
わたしの少し前で満席のサインが(涙)
この経験以前にもあった。
「ブルージャスミン」に変更。これも上映1時間前なのに残り4席という人気ぶりでした。
監督はウディ・アレン。
主演はケイト・ブランシェット。
いろんな主演女優賞を総ナメにした話題作。
ケイト・ブランシェットの熱演が素晴らしいと評判だったのでかなり期待していったわけですが、
そんなにすごかったか?ケイト・ブランシェット!?
たしかに美しかった。


でも内容は、フーン、そうなの・・・ってそんな感想。
人もうらやむセレブ生活を送っていたジャスミン。


ところが、ある日突然実業家の夫は、
不法行為により逮捕、
資産はすべて没収されただけでなく多額の借金を残したあげく自殺。
お金も住むところもなくなり、
ヴィトンのトランク3個にブランドの服詰め込んで、
これまで疎遠だったシングルマザーの妹のところに転がり込んだジャスミン。
物語はセレブ時代と一文無しの現在を交互に映しながら進んでゆきます。
とにかく高慢ちきで見栄っ張りでイヤミなオンナ。
一文無しのくせに生活レベルを下げるのが我慢ならないらしい。
まぁそんなに簡単にできるわけないよね。

バッグはこのバーキンだけみたいで、常に持ち歩いているわけですよ。
そしてシャネルだのエルメスだのハイブランドを身にまとっているものの
金髪の生え際が黒くなってきているし、マニキュアもしてないので、
髪や爪の手入れもできなくなってるってわかるし、
デートの時の靴もいつも一緒だったりするので、
それなりに、お金なくなった感は醸し出してます。
一番の疑問は妹のジンジャー。

金持ちの時は相手にもしてくれなかった姉、
挙句の果て妹夫婦の大事な資産も運用してあげると言って失敗。
おかげで一文無しになった妹夫婦はそのことで離婚。
だからジンジャーは憎みこそすれ、
転落したジャスミンを助けるなんてあり得ないのに、
とても親身になってあげるんです。
姉が悪いんじゃない、姉の夫がすべて悪いってかばうわけよ。
なんで?
納得がいかないわけですよ。
もしかしたらジンジャーの気持ちのどこかに、
綺麗で品があってお金持ちだった姉を誇らしく思う気持ちがあるのかもしれないな。
それにしてもラスト、
ヨレヨレで妹のところに戻ったジャスミンを見て思った。
いつも心地良い場所にしかいないセレブは汗ジミは作らないんだよな~と。
汗じみを作ってしまったジャスミンが痛々しかったわ。
頭が悪いってジンジャーを常にバカにしていたけど、頭悪いのジャスミン、あんたよ。
ほんとに頭がいいオンナは、見栄は捨てて、お金はもらうわよ。
したたかに生きればよかったのに。